サマー2000シリーズ第1戦の第61回函館記念・G3は6月29日、函館競馬場の芝2000メートルで行われる。

 マコトヴェリーキー(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎、父オルフェーヴル)が5度目の重賞挑戦で初タイトルを目指す。

今年は京都記念3着、前走の阪神大賞典では2着になり重賞で初めて連対した。前向きな走りで、2000メートルへの距離短縮がプラスに働く可能性は高い。母マコトブリジャールが札幌で重賞を勝った実績から、初めての洋芝への適性は高いとみている。

 ハヤテノフクノスケ(牡4歳、栗東・中村直也厩舎、父ウインバリアシオン)は、3走前の鶴舞特別を4馬身差、2走前の阪神競馬場リニューアルオープン記念を5馬身差で圧勝した。前走の天皇賞・春は11着に敗れたが、G3なら巻き返す可能性は十分。2020年にダイヤモンドSを制したミライヘノツバサ以来となる青森県産馬の重賞Vは十分にある。

 前走の新潟大賞典でディマイザキッド(牡4歳、美浦・清水英克厩舎、父ディーマジェスティ)は、スローペースが響いて8着に敗れた。2、3走前に見せた決め手は重賞レベルで、流れがカギになる。

 マイネルモーント(牡5歳、美浦・高木登厩舎、父ゴールドシップ)は湿った馬場が不向きで、重馬場だった金鯱賞(7着)は参考外。乾いた馬場なら上位争いに加われる。

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