◆明治安田J1リーグ▽第21節 横浜C0―4広島(22日・ニッパツ)

 横浜FC―広島戦を視察した日本代表の森保一監督が22日、4月に負った左膝の負傷から復帰し、さっそくゴールに絡んだ広島の19歳MF中島洋太朗を高評価した。後半29分に途中出場した中島は、同30分にファーストプレーから早速右アウトサイドでスルーパスを送り、これを受けた木下がシュート。

一度はGKに防がれたが、にこぼれ球を木下が自ら押し込んだ。チームの4点目に絡んだ中島のパスについて、森保監督は「なかなか出せるパスではない。彼の持っている非凡なセンス、才能の部分かなと感じました」と語った。

 一方で中島は、木下へのパスについては「ジャメ君(FWジャーメイン)に出しました」と狙い通りではなかったことは明かした。しかし2か月半以上の離脱から復帰し「感覚とかは問題ない。個人としては、(この試合は)何もしていないですけど、チームが勝てたこと、怪我せずに終えられたことがよかった。初めて(の長期離脱)でしたけど、いろんな部分を見つめ直すいい機会になった」と話した。

 森保監督は6月のアジア最終予選で、中島と同世代の岡山MF佐藤龍之介(18)を招集。「若い選手にはJリーグを盛り上げるためにも、より力を発揮してほしい。中堅、ベテランの選手にもチャンスはありますけど、10代の選手が代表に入ってくる時代になってくれれば。A代表でもできる力、プラス伸びしろがあると判断をした場合は、(10代でも)招集したい」とさらなる若手台頭に期待した。また国内組主体で臨む「東アジアE―1選手権」(7月7~16日、韓国)については「年齢的に若い選手は入れたいと思っていますけど、特に重視はしていないです。

代表経験がありJリーグで力を発揮してくれている選手も見ていますけど、代表経験がない、浅い選手の中で日本国内で力をつけている選手たちも招集したい」と話した。

編集部おすすめ