Ｇ大阪　これぞ“守護神”！決まれば同点のＰＫを止めたＧＫ一森純「止められて良かったという一言に尽きる」
FC東京・マルセロ ヒアンのPKをセーブするG大阪・GK一森純　（カメラ・豊田　秀一） 画像（1枚）

◆明治安田　Ｊ１リーグ▽第２１節　Ｇ大阪２―０ＦＣ東京（２２日・パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪が、完封でリーグ戦６試合ぶりの白星を挙げた。

　０―０の前半３３分、ペナルティーエリア約１０メートル手前、右側でＦＫを獲得した。

中へのクロスも予想される中で、キッカーのＦＷ宇佐美貴史が直接ゴールを狙うと、見事な軌道でゴール右上隅に突き刺さり先制に成功した。

　１点リードの後半は７分、ＤＦ中谷進之介と相手の接触でＰＫを献上。同点のピンチを迎えたが、ＧＫ一森純は「とにかくシン（中谷）のためにも、チームのためにも本当に止めたいという思い」と相手キッカーのＦＷマルセロヒアンのキックをビッグセーブ。その後プレーが止まると、割れんばかりの「一森コール」に、両手を突き上げて応えた。

　その後も一森は好セーブを連発し、同アディショナルタイムにはＤＦ岸本武流にも得点が生まれて勝利。試合後には「時間帯的にも難しいというか、あそこで同点にされたら平気で逆転される雰囲気まで持っていかれる。止められて良かったという一言に尽きる」と改めてＰＫの場面を振り返り、「選手も、チームも、サポーターも含めてみんなでハードワークして勝つ勝利の味も少し忘れかけていた。素晴らしいものだなと思ったので、ずっと勝ち続けられるようにまた努力していきたい」と、さらなるチームの上昇を誓った。

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