◆F2リーグ第2節 エスポラーダ北海道4―2ミラクルスマイル新居浜(22日・北海きたえーる)

 エスポラーダ北海道がホーム開幕戦で新居浜を4―2で下し、連勝発進した。2―0から後半7分40秒までに追いつかれたが、2点を加えて突き放した。

2得点1アシストの室田祐希主将(33)は「自分たちで試合を難しくしてしまったが、勝ててホッとしている」と安どした。

 F1から降格し、初めてF2で戦った昨季は2位。そこから主力を中心に20代中盤の選手が8人、チームを離れた。それでも室田は「入ってきた若手が意識高くやっている。昨年はうまくいかない時間帯などイライラする場面もあったが、今年は前向きな声を掛け合えている」と一体感が増したことを強調。1―3から6―3と逆転勝ちした前節の浜田戦も踏まえ「開幕戦も逆転できる雰囲気をつくれていたので、今日も勝てると思っていた。戦力ダウンという声もあるが、昨年よりいいんじゃないかと思う」とうなずいた。

 今季から指揮を執る平山将望(かつみ)監督(33)が「選手のポテンシャルは、F2ではものすごいものがある」という力を発揮し続け、狙うは昨季果たせなかったF1への復帰。23年に引退を決めながら、チーム状況を鑑みて現役を続けてきた室田は「F2優勝、F1昇格しか目指していない」と力を込めた。最高峰の舞台へ戻るため、上々のスタートを切った。

(砂田 秀人)

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