日本代表DF高井幸大(20)=川崎=が今夏、イングランド・プレミアリーグのトッテナムに移籍する可能性が高まっていることが24日、分かった。
トッテナムは24―25シーズンにヨーロッパリーグ(EL)で優勝し、25―26シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得している。
高井は5月上旬まで行われたアジア・チャンピオンズ・リーグ・エリートでも192センチの長身を生かした、持ち前の対人プレーの強さや展開力を武器に、川崎のクラブ最高位となる準優勝に貢献。日本代表でも3月と6月シリーズに招集され、好プレーを見せるなど評価を上げていた。
英「BBC」はこの日、移籍金500万ポンド(約10億円)で合意したとし、「20歳のセンターバックは来月、トップチームに合流する見通し」と伝えた。26年6月に開幕するW杯本大会へ、日本が誇る若きディフェンダーが海を渡る。
◆高井 幸大(たかい・こうた) 2004年9月4日、横浜市生まれ。20歳。川崎の下部組織から高校2年だった22年2月にプロ契約。U―23日本代表としてパリ五輪出場。国際Aマッチ4試合に出場。J1通算57試合4得点。192センチ、90キロ。