鹿島のFW鈴木優磨とDF千田海人が24日、鹿嶋市立中野西小学校を訪問し、子供たちとの交流を楽しんだ。

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 全校生徒数55人の小学校に、地元のプロサッカー選手がやってきた。

 体育館に鈴木、千田の両選手が姿を現すと、子供たちは大喜び。2人は大きな拍手と歓声を浴びながら入場した。

 ヘディングによるリフティング、ボール回しなどプロの技を披露し、じゃんけん列車や〇×クイズで子供たちと触れ合った。質問タイムでは子供たちの疑問に優しく答えた。

 鈴木は「毎年年を取って、少しずつ元気がなくなってきていますが…小学校に来ると、初心に戻れて元気になれます(笑)」とニヤリ。「じゃんけん列車であそこまで楽しめるって、すごいですよね。子供はピュアでいいなと。自分は汚れているなと思う(笑い)」と振り返る表情はすがすがしかった。

 今夏に鹿島に加入したばかりの千田は、まだ鹿島での出場機会は訪れていない状況だが、優しい言葉がけとスキンシップで子供たちから大人気に。「児童数は少ないけど、みんなすごく元気で。本当にパワーをもらえるなと思いました」と笑顔を見せた。

 ホームタウン活動の一環として行われる小学校訪問は、2007年シーズンからスタート。

新型コロナの影響で19年を最後に中断していたが、昨季から再開した。

 クラブは負傷離脱中の選手を除く全選手に活動への参加を義務づけており、選手はペアになって各学校を訪問。ホームタウンの小学生と選手が交流する貴重な機会となっている

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