日本陸上競技連盟は25日、会長の尾県貢氏が退任し、副会長だった有森裕子氏が新会長に就任したことを発表した。女性、五輪経験者では初となる。

 ◇有森 裕子(ありもり・ゆうこ)1966年12月17日、岡山市生まれ。58歳。85年に就実高から日体大に入学。89年に卒業し、小出義雄監督率いるリクルートに入社。90年1月、大阪国際で2時間32分51秒の初マラソン日本記録(当時)。91年の大阪国際で2時間28分1秒の日本記録(当時)。同年の東京世界陸上で4位。92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅に輝いた。2007年に現役引退。21年に日本陸連副会長に、23年には世界陸連理事にも就いた。知的障害者が対象のスポーツ組織、スペシャルオリンピックス日本の理事長なども務め、幅広く活躍している。

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