大谷翔平の２８号キャッチで上機嫌　同僚右腕「有名になっちゃうよ」　日本のファンに自己紹介「カービーです」 (2025年6月27日)

◆米大リーグ ロッキーズ１―３ドジャース（２６日、米コロラド州デンバー＝クアーズフィールド） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２６日（日本時間２７日）、敵地・ロッキーズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場。７回に２試合ぶりの２８号ソロを放ち、ナ・リーグ本塁打王争いでは２位のスアレス（Ｄバックス）に３本差をつける独走態勢に入った。 １点リードの７回２死。右腕・キンリーの８７・４マイル（約１４０・７キロ）のスライダーを右中間へ運んだ。ボールはブルペンで投球練習をしていたカービー・イエーツ投手（３８）がナイスキャッチ。打球速度１０７・８マイル（約１７３・５キロ）、角度４０度、飛距離４１９フィート（約１２８メートル）。標高約１６００メートルの高地にあり、気圧が低く空気抵抗が少ないため他球場に比べて打球の飛距離が約１０％伸びるとされている“打者天国”で豪快なアーチを描いた。 直後のマウンドで１回無安打無失点に抑え、２試合ぶりの０封としたイエーツは試合後も日本メディアを前に「何か質問はあるかい？ 『有名になっちゃうよ』とみんなに言ったよ（笑）」とご機嫌。日本のファンに向けて「（名前は）カービーと言います。ドジャースでプレーしています（笑）」と自己紹介しながら、「大きいホームランだった。１点差と２点差では違う。１点差だと余裕がないからね。この球場はセーフティーリードはないから」と大谷をたたえた。 大谷は２０２３年９月の右肘手術などから復帰２度目の先発で１回無安打無失点に抑えた２２日（同２３日）の本拠地・ナショナルズ戦では８回に８試合、３８打席ぶりの２６号２ランを放つと、２４日（同２５日）の敵地・ロッキーズ戦では２戦連発となる２７号２ランで日米通算３００号を達成。この日で同３０１号となった。直近４戦３発でシーズン５５発ペースと自己最多で２年連続の本塁打王となった昨季の５４発を上回る勢いだ。 ＭＬＢ公式サイトのＳ・ラングス記者によると、開幕８２試合目での２８本塁打はド軍では最多タイ記録。１９５１年のＧ・ホッジス、１９５５年のＤ・スナイダーに並んだ。