ドジャース敗れる　大谷翔平が最速１６３・７キロで２回無失点も打で無安打３三振で６連勝ならず (2025年6月29日)

◆米大リーグ ロイヤルズ９―５ドジャース（２８日、米ミズーリ州カンザスシティー＝カウフマンスタジアム） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２８日（日本時間２９日）、敵地・ロイヤルズ戦に「１番・投手、指名打者」で先発登板し、投げてはＭＬＢの公式戦では自己最速となる１０１・７マイル（約１６３・７キロ）をマークして復帰後３登板目で初めて２回のマウンドにも上がり、２回２７球で１安打無失点、１奪三振の好投を見せた。打撃は４打数無安打、３三振だった。チームは３回から２番手で登板したカスペリアスが４回６失点でピリッとせず、大量リードを許して８回には内野手のロハスが登板し、６連勝を逃した。 初回先頭の１打席目は３球で見逃し三振に倒れた大谷。今季の登板日の１打席目は３戦連続の三振となった。１回裏先頭のインディアには、３球目に１００・１マイル（約１６１・１キロ）をマークし、５球目で二飛。続くウィットには左前安打、ガルシアに四球を与えたが、１死一、二塁でパスクアンティノをＭＬＢの公式戦では自己最速となる１０１・７マイル（約１６３・７キロ）で二ゴロ併殺打に打ち取った。復帰後３度目の登板で初めて上がった２回は中直、空振り三振、捕邪飛で３者凡退に抑えた。 ３打席連続本塁打となる３０号に期待がかかった打席では初回先頭の１打席目は昨季まで６打数無安打だった先発右腕・ルーゴの前に見逃し三振。３回先頭の２打席目も空振り三振を喫した。２点を追う５回線等の３打席目は打球速度１１０・６マイル（約１７８・０キロ）と捉えた打球だったが、中飛。２番手左腕のリンチと対戦した６点を追う７回先頭の４打席目は低めのシンカーに手が出ず見逃し三振に倒れた。 大谷は２回無失点に抑えたが、３回に２番手のカスペリアスが２死走者なしから３連打を浴びて２失点。５回にもパスクアンティノに１２号３ランを浴びるなど４点を失ってリードを６点に広げられた。７回にフリーマンの１０号ソロで５点差にしたが、７回に３番手ガルシアが１死しか奪えず３点を失ってリードを８点に広げられ、完敗だった。