◆第48回帝王賞・Jpn1(7月2日、大井・ダート2000メートル、良)

 上半期を締めくくるダートの頂上決戦は13頭(JRA5頭、南関東7頭、他地区1頭=メイショウハリオは競走除外)で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗し、断然の単勝1番人気に支持されたJRAのミッキーファイト(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父ドレフォン)が勝った。2番手追走から向こう正面で先頭に立ち、そのまま押し切った。

勝ち時計は2分3秒1。

 前走のアンタレスSから連勝で重賞4勝目。G1級競走は初勝利となった。国内外G1級4勝のフォーエバーヤングと同じ“強い4歳世代”としての実力を見せつけた。ルメール騎手は2018年ゴールドドリーム以来、7年ぶり2勝目。田中博調教師は初勝利。昨年限りで引退したレモンポップの24年チャンピオンズC以来のG1級勝利となった。

 2着は4番人気でJRAのアウトレンジ(松山弘平騎手)、3着は5番人気でJRAのノットゥルノ(武豊騎手)だった。

 クリストフ・ルメール騎手(ミッキーファイト=1着)「G1レベルなのを見せられた。スタートから馬はとてもリラックスしていて、向こう正面も冷静に走ってくれて、だんだんペースが上がっていきました。馬の呼吸は完璧。ずっとスムーズだった。

能力で勝ちました。乗りやすい馬で、体もパワフル。自分のペースで走れるし、後ろからでも乗れるし、それがストロングポイント。彼は何でもできます」

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