2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の功績をたたえる博覧会「昭和100年 アントニオ猪木デビュー65周年記念 ANTONIO INOKI EXPO」が14日、東京・京王百貨店新宿店で開幕した。

 

 オープニングセレモニーにはまな弟子の蝶野正洋、イベントアンバサダーに就任したLDH所属の16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青が登場した。

蝶野は亡くなってから3年たってもなお人気を集める猪木さんに「ファンが続いて受け継いでいる。ずっとつながっているのがうれしいですね」と明かした。

 若手時代に2年半ほど付け人を務めたが「常にオーラが出ていますから背中越しから。リングに上がった時、対戦相手、怖いだろうなと思ってみてました」と当時の思い出を振り返り新日本プロレスの取締役時代に「自分遅刻魔なんで一回、怒鳴られたことがありました」と怒られた秘話を披露し苦笑いしていた。

 その上で猪木さんは「海外に行っても朝はランニングして体についてはストイックでした」とコンディション作りを怠らなかったことを回想していた。

 今回の「猪木万博」には、主な展示品として1987年に巌流島でのマサ斎藤との2時間5分14秒にもわたった無観客試合で両者に贈られた必勝祈願の櫂(かい)が公開。さらに猪木さんと名勝負を残したライバルたちの展示としてアンドレ・ザ・ジャイアントが新日本プロレスに参戦時に最後に履いていた緑色のレスリングシューズなど貴重品の数々が展示されている。

 この日は、午後6時からIWGP女子王者のSareeeが撮影&サイン会を開催する。

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