◇陸上 アスリートナイトゲームズ 第1日(15日、福井県営陸上競技場)
男子走り高跳び決勝で、瀬古優斗(FAAS)が日本歴代2位タイとなる2メートル33で優勝した。東京世界陸上(9月)の参加標準記録も突破して代表入りに大きく前進した。
持ち味は「地面をえぐるような踏み切り」。小学生の時はバレーボールをしており、スパイクと「リズムが似ている」ところも高跳びに生きている。高跳び選手には珍しい“メガネジャンパー”だが、実は「コンタクト(レンズ)が怖くて入れられないから」と意外な事実も語った。
初の大舞台は約1か月後に迫る。「今日以上のものを出すために何ができるか、考えていかないといけないと思っています」とこの日ラストに失敗した、日本記録(2メートル35)越えの2メートル36も視野にさらなる鍛錬を積むつもり。自国開催だからこそ「皆さんの力を借りて、しっかり臨みたい。出るだけじゃなくて、しっかり結果を出したい」と決意を固めた。