男子１００Ｍの柳田大輝が追い風３・３Ｍで９秒９２マーク　会場どよめきも公認記録とならず
柳田大輝(カメラ・手島　莉子) 画像（1枚）

◇陸上　アスリートナイトゲームズ　最終日（１６日、福井県営陸上競技場）

　男子１００メートル予選で、昨年のパリ五輪４００メートルリレー代表の柳田大輝（東洋大）が９秒９２（追い風３・３メートル）をマークした。大記録に会場は大きく沸いたが、参考記録となり、柳田は悔しそうにグラウンドに倒れ込んだ。

　柳田は４月の学生個人選手権を制覇すると、５月は関東学生対校選手権で追い風参考記録ながら９秒９５で優勝。続くセイコー・ゴールデングランプリ（ＧＧＰ）、アジア選手権を共に２連覇するなど４連勝中だったが、７月４日の日本選手権（東京）はまさかの不正スタートで失格した。

　世界陸上代表入りへは、現在代表争いの３番手にいるサニブラウン・ハキーム（東レ）の９秒９６を越える必要がある。同日午後７時２０分からの決勝で、さらなる記録に期待だ。

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