◆第27回新潟ジャンプステークス・JG3(8月16日、新潟競馬場・芝3250メートル)
1番人気のインプレス(牡6歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父キズナ)が重賞初制覇。管理する佐々木晶三は史上8人目となる全10場重賞制覇を決めた。
向こう正面で早めにスパートする強気の競馬。直線の最終障害で先頭に立つと1馬身差で押し切った。
小牧加矢太騎手「どの競馬でも勝ってくれると自信を持って乗りましたし、この馬の能力ならリズムを信じて押し切ってくれると思っていました。強い競馬をしてくれて、重賞でも自分でレースを作れますね。来年の中山グランドジャンプを見据えているので、ここでつまずく訳にはいかないと思っていました。先生もかなり(全10場重賞制覇を)意識されていたし、お世話になっていたので。デビューからずっと面倒を見ていただいていますし、このレースにかける気持ちが強かったので、馬が応えてくれて良かったです」
佐々木晶三調教師「(全10場重賞制覇は)なかなかできないので意識していました。(現役時代に管理していた)キズナの子でドラマチック。最後の最後でこういう馬が出てくるとはね。(新潟の重賞は)ラストチャンスだったし、横綱相撲で最後は『落ちないでくれ』と見ていた。最後をものにできて良かった。