初めての海外遠征となったギヨームドルナノ賞・仏G2(8月16日、ドーヴィル競馬場、芝2000メートル)で重賞初制覇を飾ったアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)に海外メディアも注目の速報をアップしている。
英国の競馬専門メディア「レーシングポスト」は「100ー1の絶望的状況から本気の凱旋門賞出走馬へ:日本の挑戦者がG2楽勝でロンシャンの競走に加わる」という見出しで速報を更新。
さらに、今後のターゲットになる凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)についても触れている。レース前までに設定されていた英国ブックメーカーの凱旋門賞オッズでは超大穴といえる存在だったが、「101倍のオッズで伏兵とされていたが、多くのブックメーカーで26倍に引き下げられた。そして、9月14日のプランスドランジュ賞でウォーミングアップを予定しているダービー優勝馬クロワデュノールとともに、日本チームにとって強力な戦力となるだろう」と見解を伝えている。
同じく凱旋門賞出走を予定してるクロワデュノールは17日現在で15倍のオッズ。1番人気に支持されているのは、昨秋の英チャンピオンズフィリーズ&メアズSを制したカルパナ(牝4歳、英・アンドリュー・ボールディング厩舎、父スタディオブマン)で7倍となっているが、前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス・英G1ではカランダガンの2着に敗れている。
同記事では、レース後の田中博康調教師のコメントも紹介。「1・5マイルならさらに良くなると思いますし、このレースの4か月前から休養していたことを考えると、凱旋門賞に向けて2か月という期間は絶好のタイミングだと思います」と意気込みを伝えている。