プロボクシングのWBA世界スーパーライト級1位・平岡アンディ(29)=大橋=が18日、10~12月に海外で予定されている世界初挑戦へ向け、ゼミラー・ダモラ(22)=米国=とのスパーリングを開始した。所属ジムの大橋秀行会長(60)が「これから約3週間スパーリングです 今日が初日ですが激しいスパーリングでした」と報告した。

 ダモラはサウスポーで、16戦全勝(11KO)のホープ。平岡の戦績は、24戦全勝(19KO)。

 昨年9月にWBA世界同級挑戦者決定戦で同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回TKO勝ちし、王者への挑戦権を獲得。WBAは4月、平岡と同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(29)=米国=との対戦を指令している。

 大橋会長は7月、平岡の世界挑戦について「2つ選択肢があり、ラスベガスでやるか、サウジアラビアでやるか、どちらかに決まると思う」と明かしている。10~11月に米ネバダ州ラスベガスか、12月にサウジアラビア・リヤドで、ラッセルに挑戦する見通しだ。

 平岡は、1992年4月にメキシコでWBA世界スーパーライト級王座を獲得した平仲明信(沖縄)以来、日本人4人目の同級世界王者を目指す。

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