今年の箱根駅伝(1月2、3日)総合4位の早大が18日、新潟・妙高高原での夏合宿中に取材に応じた。

 前回山上りの5区で区間2位と好走し“山の名探偵”として話題になった工藤慎作(3年)は次の箱根駅伝も5区希望。

「区間新記録を狙っていきたい。山の神って言われるような人たちがいるということは、やっぱりまだまだタイムは出るのだと思う。あと1分近くは頑張れば伸ばせるような気がする。それを目指して頑張っていきたいと思います」と力強く話した。

 2月の日本学生ハーフマラソンを1時間0分6秒で制覇し、7月は学生の世界一を決めるワールドユニバーシティゲームズ(ドイツ)で金メダル獲得と勢い抜群。日の丸を背負ったのは初めてだったが、積極的なレース展開で大会新記録優勝を勝ち取り、「日本代表ということで恥ずかしい走りは絶対にできないと思っていました。チームに良い影響を与えることができていればうれしい」とはにかんだ。

 今後はマラソン挑戦も見据えており、夏合宿全体を通してのテーマは「マラソンも走れるくらいの足を作ること」。今年「箱根駅伝総合優勝」を目標に掲げるチームとしての勢いもばっちりで「そういう雰囲気があると思います。ベースアップを図っていきたい」。チーム一丸で底上げし、さらに強くなって勝負の駅伝シーズンを迎える。

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