今年の箱根駅伝(1月2、3日)総合4位の早大が18日、新潟・妙高高原での夏合宿中に取材に応じた。

 2年連続2区を担った主将の山口智規(4年)は「目標は箱根駅伝総合優勝。

この期間で、自分の強みになるようなことを見つけて欲しいとチームに伝えました。どんなコミュニティーでも良いから、自分が一番やったって自信を持てること。テーマを持って過ごして欲しい」と力強く話した。

 今季、トラックシーズンから絶好調の山口。6月の日本学生対校選手権(岡山)で1500メートルと5000メートルの2冠を果たし、7月6日の日本選手権(東京)は1500メートルで2位。同12日はホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会の5000メートルで日本人学生歴代3位、早大記録となる13分16秒56の好タイムをマークし「うまく、結果が残って良かった」とすがすがしい表情で振り返った。

 主将として、チーム全体の良い雰囲気も感じ取る。「総合優勝するためには底上げしないといけない。自分たちが弱点にならないようにじゃないですけど、逆に強みになるくらいの勢いで練習してくれている。今までにないチームカラーだと思います」。勝負の駅伝シーズンへ、早大はまだまだ鍛錬を積み重ねる。

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