松井秀喜氏がイチロー氏の野球教室サプライズ登場に感謝「感激」「感謝しかない」　特大弾も (2025年9月2日)

マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（５１）が２日、石川・七尾市内で行われた松井秀喜氏（５１）が主催する小学生を対象にした野球教室にサプライズで登場した。 これまでも定期的に日米で小学生らを対象に野球教室を実施してきた松井氏。日本での開催は１２度目、日米通算３６度目の開催となった今回は、抽選によって選ばれた石川県能登北部、中部に在住の小学４～６年生５５名が参加した。 ２日前の８月３１日には、イチロー氏の生まれ故郷の愛知（バンテリンドーム）で行われた「ＳＡＴＯ ｐｒｅｓｅｎｔｓ 高校野球女子選抜―イチロー選抜 ＫＯＢＥ ＣＨＩＢＥＮ」に松井氏が参加。昨年に続く２年連続の出場で、２年連続となる本塁打を放った。そしてこの日は松井氏の故郷・石川で行われた野球教室にイチロー氏がサプライズで登場となった。 野球教室恒例のフリー打撃では８スイングで２本が柵越えだった松井氏。イチロー氏とのタッグについては「イチローさんのご厚意で是非能登にというお話だったので、大変恐縮ですけどお願いしますと言うことで実現しました」と説明。「まず、この能登までイチローさんが来てくださったという事実が自分の中ですごく大きいです。この機会に来てくださったその事実だけで感激。本当にイチローさんに感謝。これはきょう来てくださったお子さんたちは非日常を数時間ですけど、感じてくださって新たなエネルギーをため込んでくれた時間だったと思う。感謝しかないです」とうれしそうだった。 イチロー氏は「僕も神戸での震災を経験して、去年能登で大変な被害に遭われた方の気持ちを、どうしても痛みとか、苦しみとか、悲しみとか言うのを想像するんですね。そのときに僕ができることというのは、野球でしかないから。でも僕一人でというのもどうなんだろうと考えたときに松井選手と一緒にできたら１番いいなというのが浮かんできょう形たちになった、そういう経緯です」と明かし、「去年、ゲームに来てもらって、色々話をして、メシも食って、酒も飲んで、なんか今まで滞っていた感じがサーッと流れて、気持ちいい時間なんですよね、松井選手と一緒にいる時間が。これからもゲームだけではなく、こういう野球教室だったり、何か一緒にできるんじゃないかなと。子供たち、見ている方が喜んでくれる、そういうことが膨らんできた、そんな時間でした」と話した。