早実ＶＳ駒苫ＯＢ戦は次戦甲子園開催！？…斎藤佑樹氏が巨人・田中将大投手との再戦熱望　 (2025年9月6日)

◆ＯＢ戦 早実１２―４駒大苫小牧＝７回制＝（６日・北海道長沼町・はらっぱスタジアム） ２００６年夏の甲子園決勝を戦った早実（東京）と駒大苫小牧の当時のメンバーによるＯＢ戦が６日、北海道長沼町のはらっぱスタジアムで行われ、駒大苫小牧は４―１２で敗れた。甲子園決勝、国体に続き３連敗。当時主将を務めていた本間篤史氏は、フルメンバーでのリベンジを誓った。 １９年の月日が流れても、早実の壁は高かった。８点差の最終７回２死一塁。最後は、現在、同球場の球場長を務める本間氏が空振り三振に倒れた。早実ナインは、駒大苫小牧の代名詞である「ＮＯ１ポーズ」をマウンド上で披露。高校球児のようにユニホームを真っ黒に汚した本間氏は、その様子を見つめながら唇をかんだ。 当時のベンチ入りメンバーを中心に１６人が集結した。再試合の決勝でスタメンだった９人中、先発の菊地翔太投手をはじめ７人が先発出場したが、１回に３ランを浴びるなどいきなり８失点。投手陣が１１安打の猛攻を浴びて１２点を失った。打線は、元日本ハム・斎藤佑樹投手の前に５回まで内野安打１本。それでも、１９年前の早実戦で本塁打を放っている２番・三木悠也遊撃手、３番・中沢竜也一塁手がアーチを描き、“斎藤キラー”ぶりを発揮した。 ０６年世代の対早実対戦成績は、０５年明治神宮大会で勝利して以降、引き分けを挟んで３連敗となった。本間氏は「エース（巨人・田中将大投手）だけじゃなくてセカンドもいなかったし、次はみんなで予定を合わせて。次は本気でやりたいですね。うちの１番が何年か後に引退したら、甲子園でやりましょう」。聖地でのリベンジへ、老いが進む肉体にむちを打って、そのときを待つ。（島山 知房）