巨人・泉口友汰、最終戦も気負わずしっかりミート、打率３割到達に村田真一氏「あっぱれ、お見事」
４回１死二塁、右前安打を放つ泉口友汰（カメラ・今成　良輔） 画像（1枚）

　打率２割９分８厘で迎えたレギュラーシーズン最終戦。「３割を打ちたい」という気持ちが先に立つと、空回りして打ち損ねがちだけど、泉口はしっかりとミートした２安打で３割に乗せた。

あっぱれ、お見事と言うしかないね。

　開幕時には２軍にいたのに、自分の手でチャンスをつかんで１軍に上がり、レギュラーまで獲得するという急成長を遂げた。バットを短く持つようになってスイングの軌道が安定。始動が早くなり、タイミングの取り方も良くなった。バットが内側から出て、体も平行に回り、レベルスイングでコンスタントな打撃ができるようになったよね。

　３割というのは打者にとって何よりの勲章。一生、自慢していい数字よ。ましてや投高打低の傾向が強い昨今。今季はセで２人しかいない３割やからね。残念ながら首位打者は厳しい状況だけれど、いくらほめても、ほめ足りんよ。

　ＣＳでも打線を引っ張っていってくれると思う。「３割打者」の自信を胸に、堂々と臨んでほしいね。

（スポーツ報知評論家・村田　真一）

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