◆JERAセ・リーグ 広島1―6ヤクルト(3日・マツダスタジアム)

 広島の小園海斗内野手が、2打数2安打で“2冠”をほぼ手中に収めた。試合前時点で1厘3毛差だった出塁率で阪神・大山を上回り、リーグ1位に浮上した。

2打席を終え、5回の守備からベンチに退いた。4日のシーズン最終戦の出場は未定だが、仮に出場して1打席凡退でも大山を下回らない。7年目の初タイトルとなる首位打者も確定していた。勝負強さで2つ目のタイトルもたぐり寄せた。

 試合は、プロ初先発の高卒3年目・斉藤が5回途中5失点と結果を残せず、プロ初黒星。「6番・一塁」でプロ初出場したドラフト4位・渡辺も、4打数無安打。若ゴイがアピールできずに最下位・ヤクルトに敗れた。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

新井監督

 ―小園選手のタイトルが決定的となった

 「彼がつかんだ、出塁(最高出塁率)のタイトルだと思います。ナイスバッティングだったと思います」

 ―首位打者は当確していたが、もう一つ加わえた

 「そうやね。これは、彼の力でもぎ取ったタイトルだと思う。自分もうれしいし、あと1打席立てる。

明日もたくさんファンの皆さんが来てくれると思うので、明日は1打席立ちます」

 ―プロ初先発の斉藤投手。緊張感もありながら

 「やっぱり立ち上がりは緊張したと思うし、ちょっとテンポも良くなかったけど、もちろん初先発だからね。2回、3回は少しリズム出てきたなというところで、この経験というものを、来年につなげてほしい。フェニックス(リーグ)にも行くし、もう始まっているので」

 ―降板後はベンチで会話をしていた

 「どうやった? みたいな感じで、そういう話かな」

 ―渡辺選手ら若手の姿を見て

 「(久保)修も途中からいいヒットだったし、2出塁でしょ。いいものを見せてくれたと思います、で、ナベ(渡辺)も初めて出てヒットは出なかったけど、内容的にまずまず良かったと思います」

 ―あす4日が今季最終戦

 「最終戦というところで、たくさんのファンの方が来てくれると思うので、いい一日にしたいと思います。また今日も雨の中、最後までたくさん応援していただいてありがとうございます」

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