卓球 ◇WTT中国スマッシュ 第9日(3日、中国・北京)

 女子シングルス準々決勝が行われ、日本勢で唯一の8強入りした世界ランク6位の17歳・張本美和(木下グループ)だが、同2位の王曼昱(おう・ばんいく)=中国=にゲームカウント0―4(3―11、10―12、6―11、4―11)で敗退となった。

 張本にとって過去6度の対戦でまだ勝ち星のない強敵・王曼。

またしても壁にはね返された。第1ゲーム(G)では相手の巻き込みサーブに対応できず、いきなり7連続失点。張本は台上技術で相手を揺さぶって取り返したが、第1Gは3点しか奪えずに先取された。

 第2Gも台上から流れを作り、相手の高く打ち上げるロビングを対処しラリーを制した。しかし9―7から王曼昱の回転量の多い世界屈指のバックドライブに得意のバックで応戦するも、オーバーミスする場面が目立ち3連続失点。第2Gの接戦を落とし、苦しい展開となった。第3G序盤は真骨頂バックストレートが決まったが、2―2から連続失点して以降は、台から距離を取っても長いリーチを生かして勢いのある球を打ってくる王曼に及ばず。5月の世界卓球個人戦に続き、1ゲームも奪うことができずに通算7連敗となった。

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