◇りそなB2リーグ 第1節第2日 静岡72―62福岡(3日・静岡県武道館)

 開幕第2戦で、B2ベルテックス静岡がライジングゼファー福岡を72―62で下し、今季初白星を飾った。前日の開幕戦を含めて、昨季から7連敗中だった前年度の西地区王者に雪辱を果たした。

 昨季のシーズン終盤に加入した元日本代表主将が、観衆を沸かせた。15年目のシーズンを迎えたPG橋本竜馬(37)が、チーム2位の12得点に5アシストで勝利に貢献。「勝てて良かった。上に行くには連敗しないことが大事ですから」。第3クオーターには3点シュートを連続で決めるなど逆転負けした前日の二の舞いは繰り返さなかった。福岡の福島雅人ヘッドコーチ(HC、55)に「さすがのキャリア」と、言わせる活躍だった。

 頼りになる男だ。今季から加入した柏倉哲平(30)がコンディション不良で開幕2連戦は出場しない中、ベテランがPG陣を支える。森高大HC(36)も「しっかり、ゲームを落ち着かせてくれる。必要な時に必要な点を取ってくれた」と、ひとつ年上の37歳に最大級の賛辞を送った。

 昨季6戦全敗だった強豪から価値ある1勝。「ディフェンスが機能して62点に抑えられたことは大きい。

勝つことで自信がつく」と、橋本竜がうなずいた。次節は11、12日に敵地で同じ西地区の愛媛と対戦。「ひとつでも多く勝利に貢献したい」。今季副将に就任したベテランが、貪欲に白星を追い続ける。

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