ドジャース佐々木朗希投手(23)が3日(日本時間4日)、4日(同5日)に行われる地区シリーズ第1戦となる敵地・フィリーズ戦に向けた全体練習前にフィラデルフィアの敵地・シチズンズバンクパークで会見に出席した。

 5月に右肩痛のため負傷者リスト(IL)入り。

8月にマイナーで実戦復帰し、チーム事情もあって一時的にリリーフに転向してポストシーズン(PS)のメンバーに滑り込んだ。1日(同2日)のワイルドカードシリーズ第2戦、本拠地・レッズ戦では4点リードの9回にPS初登板。メジャー移籍後最速の101・4マイル(約163・2キロ)を計測し、1イニングを2奪三振で3者凡退に抑えて試合を締めくくった。

 チームはリリーフ陣がシーズン終盤から苦しんでおり、勝ちパターンや抑えを固定できていない状況。3AとPSを含めてもまだ救援では5試合しか投げていない朗希だが、ブルペンの救世主として大きな期待を受けている。

 朗希はリリーフの難しさ、おもしろさを問われると「短期間の、今はポストシーズン限定で中継ぎなんですけど、その分準備に時間をかけて球数を多く投げても今の期間は体力的に持つと思うんですけど。シーズンではそれはできないと思うので、そういった意味で準備の難しさというのは中継ぎでは感じますけど。毎試合毎試合、チームの力になれるというところではそういったところのおもしろさというのはあるのかなと思います」としたが、レギュラーシーズンとPSの違いについては「僕自身、そこまで投げていて違いは感じなかったですけど。シーズン中は先発で投げて、今回中継ぎなので。そこの違いの方が感じたので。僕の中ではそこまでまだ感じないのかなとは思ってます」と重圧には感じず、むしろ大舞台の緊張感を力に変えているようだった。

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