◆U―20W杯▽1次リーグ第3戦 日本3―0ニュージーランド(3日・チリ)

 U―20日本代表は1次リーグ最終戦でニュージーランドに3―0で快勝し、3連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

 チリ戦から先発8人を入れ替えて臨んだ日本は、前半21分にMF小倉が左足で豪快なミドルシュートを突き刺して先制。

後半19分には途中出場のFW高岡が前線からのプレスでボールを奪うと、エリア内でMF平賀が強烈なシュート。このシュートが相手DFに当たってコースが変わり、オウンゴールで追加点を奪うと、同37分には中盤での奪取から高岡のパスをエリア内で受けたMF石井が、ワンタッチで切り替えして左足シュートを流し込み、3―0で試合を決めた。

 これで日本は3連勝&3戦連続無失点で1次リーグを首位突破。これまでの最高成績のMF小野伸二ら“黄金世代”が出場した99年の準優勝でも成しえなかった1次L全勝突破を決めた。試合後のフラッシュインタビューで船越優蔵監督は「どれも簡単な試合じゃなかったですけど、選手たちがよく頑張ってくれたなと思います」とたたえた。

 決勝トーナメントではC/D/E組のいずれかの3位のチームと8日に対戦する。目標に掲げてきた世界一を懸けた一発勝負に向けて、指揮官も「生きるか死ぬかどっちかなので、次の試合に全てを懸けるという気持ちでしっかりと準備をしたい」と気を引き締めた。

編集部おすすめ