歌手でタレントの松本伊代が4日、東京・大手町三井ホールでコンサート「松本伊代 Live 2025“Journey”and Sweet Sixty」を行い、全23曲を熱唱した。

 6月に還暦を迎えてから初の単独コンサート。

今回の記念カラーに設定した赤のドレスで登場し、バンドサウンドを背に1984年のヒット曲「ビリーヴ」を歌って幕が開けた。代表曲「センチメンタル・ジャーニー」では、おなじみのフレーズ「16だから~」をバッチリ決め、長年のファンを青春時代に引き戻した。

 客席から次々に飛ぶ「カワイイー!」の声援に、松本は「やる気が出てきたー!」とノリノリ。「今までは『もうこんな年だから…』と歌うのを悩んでいた曲を、今日は思い切って歌います」と、デビュー直後のレアな楽曲を披露するなどファンのリクエストに応えた。

 白いフリフリのドレスに着替えた後半も、歌とトークで盛り上げた。2021年に胸椎、22年には腰椎を続けざまに圧迫骨折したことを踏まえ「60歳は健康第一、骨折禁止というキーワードで。スニーカー以外履かない。雨の日は転ばない」ときっぱり。以前より骨密度が上がったこともアピールした。

 アンコールの締めは、この日2回目となる「センチメンタル・ジャーニー」。夫でタレントのヒロミがイントロのエレキギターを弾きながら登場し、歌う松本が肩を組む場面もあった。ヒロミは「こんな感じで人生の後半戦、2人で営業を回りたい」と語って笑わせた。

 コンサートは5日にも同所で行われる。

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