◆明治安田J1リーグ ▽第33節 柏1―0横浜FM(4日・三協F柏)
柏はホームで横浜FMに1―0で勝利した。前半41分にDF杉岡大暉の右CKからFW仲間隼斗が頭で合わせると、その球をMF小泉佳穂が胸で押し込み先制。
柏のDF山之内佑成がJリーグデビューを果たした。東洋大に在学中の22歳は後半41分から右ウィングバック(WB)で出場。本職はセンターバックと左サイドバックのため「(右WBは)やったことはない」というが、フィジカルを生かしたプレーで右サイドでためを作りチャンスにもつなげた。初試合ということもあり「緊張もわくわくもありました」と初々しさを見せながら「目標としていた日立台でのデビューが出来て素直にうれしい。少しでもチームの勝利に貢献できればいいなと思っていたので良かった」と笑顔を浮かべた。
山之内の名が一気に知れ渡ったのは今年の天皇杯。2回戦で内定先の柏から決勝点を奪うなど、東洋大の主将として大学勢初のJ1連破(柏、新潟)に大きく貢献。4回戦で昨年王者の神戸に敗れたが、延長に及ぶ激戦を繰り広げ、あと一歩にまで追い詰めた。大学サッカーの全国大会の1つである9月の総理大臣杯でも優勝。シーズン終盤にかけて柏にけが人が重なる中、白羽の矢が立った。