◆米大リーグ 地区シリーズ第1戦 フィリーズ3―5ドジャース(4日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ナ・リーグ西地区覇者のドジャースが敵地で同東地区覇者のフィリーズに逆転勝ち。ワールドシリーズ連覇に向け、地区シリーズ初戦を制した。

「1番・投手兼DH」で先発出場の大谷翔平投手(31)は6回3安打3失点9奪三振。ポストシーズン(PS)初登板で初勝利を挙げた。2点リードの9回には佐々木朗希投手(23)が登板し、プロ初セーブをマークした。

 大谷は試合後の会見で日米メディアのインタビューに応じた。一問一答は以下の通り。

―緊張はあったか

 「試合前はそうですね。いろいろデータを整理してる段階とかでは試合の中をイメージして緊張感はありましたけど、実際に試合で投げることに関しては集中して、緊張感はありましたけど、それよりも集中して試合に入っていけたかなと思います」

―8回の打席でバントの構えも

 「最後はウィルのアットバットくらいで朗希がつくり始めていたので、監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出てましたし、そういう意味ではいい四球になったのかなとは思うので、良かったのかなとは思いますね」

―試合前に手を挙げていたのは

 「試合前は特に。さっきも言いましたけど、データ整理をしてる段階では緊張しましたけど、比較的ゲームとゲーム前はいい集中力と楽しんで。ブルペンのセッションも今まで以上にいいセッションでしたし、いい感じで試合に臨めてたかなと思います。全体的に楽しめたということです」

―5回にシュワバーを三振

 「試合の行方を決定づける場面だったかなとは思うので、先制点を取られた後に味方が反撃に出る。そこまでしっかりと粘れば必ずチャンスは来るかなとは思っていたので。(カウント)3―2になった段階で僕にもカーブの選択肢がほとんどでしたし、ウィルから来た要求も一発目がカーブだったので。

確実にいけるんじゃないかなと思って自信を持って投げました」

―直球の質が良かった

 「打たれたトリプルよりもその前のマーシュ選手の2ストライクに追い込んだ後のセンター前が一番いらなかったというか、もう少し工夫できたのかなというところはあるので。全体を通してあとはスプリットを2巡目以降取っておきたいなと思う中で、その前にちょっと失点してしまったというような形だったかなと思います」

―打者では無安打だったが

 「もちろん対戦した投手の質も高いですし、素晴らしい投手が5打席ともマウンドにはいたので。なかなか打てる機会というのがなかったですけど、それでもムーキーとテオが後ろにいる中でまずは左投手をあの場面で出してもらえるというのがこの打線を組んでる意味だと思うので。そういう段階で一つ、まずは使ってもらえたというのが僕の中では1番にいる意味だと思うので。なおかつヒットが打てれば、それがベストだったのかなと思います」

―何で二刀流を続けるのか

 「何でですかね。できると思っているからだとは一番は思いますけど、それが自分の色であり、自分の強みだと思っているので。どちらでもチームにとってプラスになるのであれば、それは自分にしかできない役割だと思うので、それをこなしていくのが自分の仕事だと思っています」

―T・ヘルナンデスの逆転3ラン

 「素晴らしい瞬間ですね。これこそポストシーズンの醍醐(だいご)味っていうそういう瞬間だったんじゃないかなと思います」

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