◆明治安田J1リーグ▽第33節 鹿島0―0G大阪(5日・メルスタ)

 G大阪は鹿島と0―0で引き分けた。公式戦の連勝は7で止まったが、ACL2のタイ遠征から中2日のアウェーゲームという厳しいコンディションの中、勝ち点1を獲得した。

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 後半ATにPKをセーブしたGK一森純は「絶対に止めたいという強い気持ちが(ボールを)引き寄せるとは思うんですけど、正直、PKは本当に運だと思ってるので」と達観したコメントを残した。

 鹿島FW徳田誉との駆け引きを制し、右に跳んでシュートをブロック。「自信とかはない。練習ではガンバの選手にボコスカ入れられてるし。ただ気持ちの勝負なので、(自信を)持つようにはしています」。最後まで冷静さを保ち、平常心を貫いた等身大の守護神に、ボールは引き寄せられた。

 味方MFのハンドでPKを与えた形となったが「ちょっと納得のいかないPKだったので、これを入れられたら気持ち悪いなと。結果的に止められてよかった」と振り返った。タイ遠征から中2日、首位クラブのホームでのドローは御の字と言えるだろう。3バックの奇策も的中し、チーム全員が奮闘した中、最後の最後で守護神が勝ち点1をもたらした。

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