大相撲で2024年9月の秋場所限りで現役を引退した元関脇・妙義龍の振分親方の引退相撲が5日、東京・両国国技館で行われた。395人が参加した断髪式では、お笑いコンビ「ホンジャマカ」の石塚英彦もはさみを入れた。
石塚は断髪式後に取材に応じ、夫人が妙義龍の大ファンだったことから取組を注目して見るようになったと明かした。昨年2月に大山親方(元小結・北勝富士)の結婚披露宴に出席した際、妙義龍、貴景勝、大栄翔、王鵬と同じ席になり「俺はちょっとデブの種類が違うんだけど、ここにいていいんですか?」と戸惑いつつ、初対面だった妙義龍と連絡先を交換。その時も「他の若い力士たちがみんな挨拶に来ていて。みんなの兄貴的なところもかっこいいなと思った」と振り返った。
膝のケガなどに苦しみながらも技能賞6度の力士生活に「入門して15年の間に人生を燃やし尽くし、やり切ったと言えるのがかっこいい。僕は劇団の時から入れると(芸能界で)40年ぐらいやってますけど、それだけの集中力でやっていたらとっくに持たなかったと思う」と敬意を表した石塚。振分親方として後進の指導にあたる第2の人生へ「妙義龍のような、『妙義龍2』と言われるような力士を育ててくれたらうれしいですね」とエールを送った。