バスケットボールB1リーグ▽第1節 京都91(28―23、21―28、20―17、22―28)96富山(5日・京都市体育館)

 京都が今季初黒星を喫し、前日に白星発進で沸いた京都市体育館の歓声は消えた。4日の富山戦は第4クオーター(Q)で94―85と突き放したが、この日の同カードは第4Q早々に逆転され、失速。

開幕連勝はならず、今季就任した伊佐勉ヘッドコーチ(55)は、その最終Qに度重なった3ポイントシュートでの失点を「打たせてしまった。リバウンドも取れず流れが来なかった」と悔やんだ。主将のSG前田悟(28)も「96失点が何よりの課題」と反省した。

 落ち込む間もなく、次の戦いが待つ。この日、チーム最多の20得点を挙げたPG渋田怜音(27)は「(富山との開幕2連戦で)両日とも90点以上取れた。雰囲気が悪いわけではない」と前を向き、第2節の“京滋ダービー”アウェーの滋賀戦(12、13日)へ「勝って反省するのが理想。2連勝したい」と切り替えた。17―18年シーズン以来、8季ぶりのチャンピオンシップ進出と初Vを掲げる京都が、敗戦も糧に成長を続ける。(田村 龍一)

編集部おすすめ