◆明治安田J1リーグ▽第33節 鹿島0―0G大阪(5日・メルスタ)
鹿島はG大阪と0―0で引き分けた。後半ATに得たPKは18歳のFW徳田誉が失敗し、勝ち点1の獲得にとどまった。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【5・0】5バックの奇策を打ち破れず。後半も「押せ押せ」の時間帯がなかなか訪れなかった
GK早川友基【6・5】思い切った飛び出しで失点を未然に防ぎ、至近距離も封鎖。隙なし
DF濃野公人【6・5】ハイパフォーマンス。自信を持ってプレーできている。昨季よりも手札が増えた
DF植田直通【6・0】相手の外国人FW2人はシュートゼロ。前を向かせず、2列目の個の力頼みにさせた
DFキムテヒョン【5・5】前半の停滞は、後ろがどっしりできず、前に人数をかけられなかったことも一因。オフサイドだったが2度目に抜け出されたのが痛かった
DF小池龍太【6・0】5バック攻略にあたり、SBに出来ることには限界があったか。それでもシュート2本を放つなど、糸口を見つけようと懸命に動いた
MF三竿健斗【5・5】攻撃の中継地点としてはまずまず。守→攻に切り替わったタイミングでの強気なアクションを中盤から発したかった
MF舩橋佑【5・5】揺さぶりが少なかった。野球で言うところの「見せ球」も時に必要
MFチャヴリッチ【6・0】決定機はGK正面。
MFエウベル【5・5】引いて守る相手を縦にも横にもずらしたかったが、単調な攻めが続いてしまった
FW鈴木優磨【5・5】平時と異なり右サイド側のFWで出場。高さや対人能力のミスマッチを突きたかったが、突出した「個」は出せず
FWレオセアラ【5・5】左サイド側だったことに加えて相手CB陣の警戒度の高さもあり、裏抜けの術が限られた。シュートが打てないまま途中交代
MF松村優太【6・5】後半21分IN。ピッチの横幅をダイナミックに使った横移動でPK奪取につなげた。
DF津久井佳祐【6・0】後半27分IN。無双状態だった宇佐美に蓋。勝利に繋がらずもPK獲得は大仕事だった
MF知念慶【6・0】後半27分IN。投入直後はやや空回り気味も、最終盤は得点のにおいがプンプンと
FW徳田誉【5・5】後半27分IN。名FWの誰もが通る道を18歳で経験してしまうのだから、未来は明るい。悔しさを糧に残り5戦、ワークライフバランスという言葉を捨て、馬車馬のように働いてもらいましょう
MF荒木遼太郎【6・5】後半36分IN。チームで1番上手い人があれだけ強気に振る舞えば、押せ押せムードにならないはずがない。鬼木サッカーの可動域、残り5試合の可能性を広げるプレー
山本雄大主審【5・5】白か黒かは問題なしも、オフサイド有無を確認せずにPKを先に宣告したり、パスコースを塞いでしまったり、無意味にストレスを与えてしまうところが勿体ない
※平均は5・5~6・0点(採点・岡島 智哉)