フィリーズのトムソン監督は試合のなかった5日(日本時間6日)、前日4日(同5日)の本拠地でのドジャースとの地区シリーズ第1戦を振り返りながら、逆転での突破へ自信をのぞかせた。

 第1戦では、2回に大谷から3点を奪ったが、6回に先発のサンチェスがE・ヘルナンデスに2点適時二塁打を浴びて1点差に迫られると、7回は継投がはまらず、2死一、二塁で3番手左腕のストラームがT・ヘルナンデスに逆転3ランを浴びた。

 一方で1、2番の大谷、ベッツに対しては計10打席で無安打。大谷は1打席目から4打席連続三振を喫し、5打席目に四球を選んだのが精いっぱいだった。ベッツは三振こそなかったが、5打数無安打。T・ヘルナンデスも4打席目の3ランまでは3打席連続三振を喫してた。

 トムソン監督は「2人(大谷、ベッツ)に対しては本当に(投手陣が)いい仕事をしたと思うし、ホームランを除けばT・ヘルナンデスに対してもいい投球をしていた。上位打線にはいい投球をして、下位打線にダメージを与えれた。上位の打者に対して今のような投球を続ければ、かなりいい展開になると思う」と、今後も大谷、ベッツの上位を封じることに自信をのぞかせた。

 第2戦は、チーム最多15勝を挙げている左腕のルザルドが先発。一方で、今季12勝の左腕・スアレス、今季5勝ながら昨季まで3年連続2ケタ勝利だったノラのいずれかを第2戦でブルペン待機させる見込みであることも明言。ドジャースは第1戦でグラスノーが救援登板。ポストシーズンならではの継投が見られそうだ。

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