◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 ブルージェイズ13―7ヤンキース(5日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 ブルージェイズが連日の2桁得点の大勝で、リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手を掛けた。先発の22歳右腕イエサベージが6回途中まで無安打11奪三振、無失点のノーノー投球を披露し、チームに流れを呼び寄せた。

 両軍無得点の2回に先頭バーショが右翼線への二塁打を放つと、失策も絡み無死三塁の好機。直後に6番クレメントが低めのカーブを泳ぎながらも左翼スタンドに放り込んだ。幸先よく先制すると、3回にはバーショの適時打などで計5点のリードを奪っていた。

 前日にはポストシーズン4度目の出場で初アーチを放ったウラジーミル・ゲレロ内野手は、5点リードの4回には豪快な左翼への満塁本塁打で、2試合連発。この回にはバーショにも2ランが飛び出し、4回までに11点と大量リードを奪った。

 投げては先発のイエサベージが4回まではアウト12個中10個を三振で奪う快投。6回途中までノーノー投球を見せた。その後、ヤンキース打線には、6回にベリンジャーに2ラン、7回にはジャッジやスタントンらの適時打などで5点を返されたが、大量リードを守り切った。

 チームは、前日にア・リーグの地区シリーズ(3勝先取)が開幕。同地区王者ブルージェイズは10―1で快勝しており、連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手を掛けた。

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