テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は6日、石破茂首相の後任を選ぶ自民党総裁選が4日、都内で投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相が第29代総裁に選出されたことを特集した。

 スタジオに政治ジャーナリストの田崎史郎氏が出演。

番組では、高市氏が4日午後に公明党の斉藤鉄夫代表ら幹部と東京都内で会談し斉藤氏が連立協議をはじめるにあたって高市氏へ「政治とカネ」「歴史認識と靖国」「外国人共生問題」の3つの懸念事項を伝え、連立について懸念の「解消なくして連立はない」と述べたことを伝えた。

 田崎氏は「新総裁に対しこうした注文を出すのは極めて異例」と解説した。さらに「通常、(自民党の)新総裁が決まると両党の事務レベルでこういう政策合意しましょうねって合意文書も書き始めているんです。今回も小泉(進次郎)さんを前提にした下準備はできていたんです」と明かした。

 高市氏の当選に「でも、これではとても公明党として困るということで非常に厳しい態度になってきています」とし「新総裁に対してこんなに注文出したのは、僕が見る限りは初めてですね」と解説した。

 背景を田崎氏は、公明党も参院選で大敗し「政治とカネ問題」で「自民党が責められていましたけど、公明もそれよりもっと責められていた。なんであんな自民党に協力するんだ、と言われ続けてきて。そして高市さんが総裁になってしまった。高市さんは、ちょっと考え方において公明党と距離がある方。そこでは、ちゃんと要求していかないと、自分たちも立っておれない、という感じだと思います」と解説した。

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