大阪・関西万博会場内に設置されている巨大アート作品「問いかけられるネギ」の、群馬・下仁田町への譲渡セレモニーが6日、同館で行われた。

 4メートルの高さで、見る者を驚かせてきたネギ。

アキナの秋山賢太は「でかっ! 一度見たら忘れられないインパクト」と語り、山名文和も「下仁田町に行くのが一番いいと」うなずいた。アートディレクターのMASARU OZAKI氏は「何でここにあるのかっていうネギと向き合った瞬間に生まれる問いから始まるのが、アートの楽しみの1つだと私は思っています」と設置理由を説明。群馬県下仁田町に譲渡されると聞き「新しくまた生まれる物語というのを、皆さんの未来につながる記憶として、これからも育っていってほしい」と願いを込めた。

 譲渡式に出席した岩崎正春下仁田町長は「下仁田町は町の名を関した下仁田ネギが特産の地で、ネギと共に歴史を刻んでまいりました。11月に行われる『下仁田ねぎ祭り』でお披露目したい」と笑顔。その後は役場庁舎、町民ホールで園児児童から高齢者まで、大阪・関西万博に来られなかった人々にも、作品の息づかいを感じられる機会を設ける計画を明かした。

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