◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 ブルージェイズ13―7ヤンキース(5日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 ブルージェイズのT・イエサベージ投手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたヤンキースとの地区シリーズ第2戦に先発し、5回1/3を投げて11奪三振、無安打無失点の快投でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手を掛ける勝利にチームを導いた。

 試合後のヒーローインタビューに応じた有望株は「マウンドにいるときに観客のエネルギーを感じましたね。

まさかこんな風になるとは」と、大舞台での快投に感無量の様子だった。

 圧巻のピッチングだった。直球を軸にスプリット、スライダーの2球種で強力ヤンキース打線を翻弄(ほんろう)。三振を量産し、4回まではアウト12個中10個を三振で奪う快投を見せた。この日は両親が観戦に訪れていたといい、「本当に特別だよ。彼らは本当に僕の一番のファンで、愛してます」と感謝を込めた。

 両軍無得点の2回に先頭バーショが右翼線への二塁打を放つと、失策も絡み無死三塁の好機。直後に6番クレメントが低めのカーブを泳ぎながらも左翼スタンドに放り込んだ。幸先よく先制すると、3回にはバーショの適時打などで計5点をリード。さらに4回にはゲレロに2戦連発の満塁弾、バーショにも2ランが飛び出すなど、11点差をつけて大量リードを奪った。

 前日にア・リーグの地区シリーズ(3勝先取)が開幕。同地区王者ブルージェイズは10―1で快勝しており、連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手を掛けた。

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