早稲田大学、富山大学、東北大学、玉川大学、東京大学は6日、英単語でのコミュニケーション活動において、単語練習のタイミングによる効果の違いを明らかにした。

 上記大学の教授の研究グループが、日本人英語学習者80名(40ペア)を対象に、語彙練習のタイミングが学習成果と対話中の脳活動に与える影響を検証した。

 この研究によって、英単語でのコミュニケーション活動において、単語練習を活動の「前」に行うと記憶の定着が進み、「後」に行うと対話中の脳活動がシンクロし相互理解を促進するという練習のタイミングによる効果の違いや、単語練習を「前」に行うと1週間後まで効果が持続するなど、単語の知識を正確に覚える上で有効であることがわかった。さらに、脳活動の同調性が高いペアほど語彙の学習効果も高いことも示され、対話を通じた学習における共同作業の重要性も報告された。

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