◆国民スポーツ大会・サッカー競技▽少年男子準決勝 東京3―1石川(6日、滋賀ビッグレイク)

 準決勝が行われ、石川は東京に1―3で敗れた。前半3分に失点も、同9分のセットプレーでDF川井浬(金沢U18)が同点ヘッド。

しかし同17分にゴール前で波状攻撃を受けて勝ち越しを許すと、後半17分にオウンゴールで差を広げられ、イレブンは肩を落とした。

 チーム得点王のFW下沢到矢(金沢U18)も悔しがった。先発した宮崎との1回戦(2―2、PK5―3)で全2得点を挙げると、千葉との2回戦(2―2、PK4―2)でも1ゴール。だが後半17分に左手の甲を踏まれて交代。痛みが引かず、愛知との準々決勝はスタメンを外れた。

 それでも痛み止めを飲み、患部をテーピングで固めて、4―0と大量リードした後半32分に途中出場し、その1分後に3戦連発となるゴール。3試合で4得点という飛び抜けた決定力でチームを盛り上げた。

 だが決勝進出には届かなかった。スタッフと話し合い、負傷を考慮して、この日も出番は後半から。ピッチに立ったのは1―3の19分だった。東京のDFラインの裏を狙って走り続け、後半アディショナルタイムには縦パスを受けたものの、DFに阻まれてシュートを打てず。「ああいうのを決めないといけない」と反省した。

 左手の痛みは残るが、あと1試合ある。7日の3位決定戦で愛媛と戦う。「チームを勝たせるために、1点でも多く取りたい」と、背番号10は完全燃焼を誓った。

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