来季就任5年目を迎える日本ハムの新庄剛志監督(53)が6日、続投発表後初めて報道陣の前で口を開いた。エスコンでの全体練習を見守った指揮官は、「1年目からずっと1年契約で自分にプレッシャーをかけながら、6位6位、2位2位できたので(来季からの)願望は1位1位。

でも今年もいい戦いしたと思いません?チームがまだ完璧に出来上がってはいないですけど、希望と望み、ファンの期待を裏切らないようなチームができた。まあまあ早かったんじゃないかな。3年目で2位になって、正直5年くらいかかると思っていました。1、2年目はもう別として来年が3年目という感覚でね、温かく見守ってもらって。来年が勝負」と語った。

 就任4年目の今季は、61年以来に並ぶ球団2位の83勝をあげながら2年連続の2位に終わった。「80勝台じゃあ厳しいから選手たちにも『95勝を目指してやっていこう』って話をしていこうかな」と、16年以来10年ぶりのリーグ優勝への具体的な数字を示した。

 11日からはCS第1ステージのオリックス戦(エスコン)が始まる。「去年の2位と今年の2位はクライマックスへの気持ちが違う。やっぱり(リーグ)優勝からの日本一ですよ。2位からの日本一になっても僕は優勝旅行とかビールかけとか参加しない」と、リーグ優勝への強いこだわりを語った。

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