巨人・西舘は前向きに反省を持ち帰った。先発で予定の2回を2安打2失点。

2ラン被弾や与四球など課題も残したが「試せることは試せて最後に調整できた」と11日から始まるDeNAとのCS第1Sを見据えた。阿部監督は通常より1人多いリリーフ9人制で短期決戦に挑む可能性も示唆し「ロング(リリーフ)できる西舘を置こうかなと思っている。何とかしっかり修正して、準備してほしい」と話した。

 最速は152キロ。曲がり球の精度を指摘されたものの、首脳陣の助言で握りを改良したフォークを試すなど3三振を奪った。「短期決戦は(先発に)勝ちがつくとか関係ないから、早い切り替えもありかなと思う」と指揮官が語ったように、スターターの状態次第では早めの継投も十分あり得る。23年のドラ1右腕は「走者が出てから丁寧に。あとは細かいところ」と引き締め、CSデビューからの快投を思い描いた。(堀内 啓太)

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