巨人は6日、今村信貴投手(31)、重信慎之介外野手(32)、戸田懐生投手(25)に来季の契約を結ばないと通達したことを発表した。いずれも現役続行を希望している。
今村は今季2軍で41登板、防御率1・91も1軍登板なし。「14年間ジャイアンツ一筋でやらせてもらい感謝しています。内海さんとの出会いがあったからここまでやれた。同じ背番号26もつけさせてもらって。戦力外と言われた時、まだやりたいという気持ちが一番最初に出てきた」と話した。
重信は10年目の今季は1軍では10試合で3打数1安打。あいさつで東京Dを訪れ「やり残したことが2つあって。1つは由伸さんを胴上げできなかったこと。ルーキーの時に我慢して使ってもらったので。もう一つは二岡さんの愛に結果で応えられなかったこと。一番熱い気持ちで僕に向き合ってくれた方だったので」と無念の思いを口にした。
3月に育成から支配下登録に復帰し、1軍で2登板だった戸田も「現役を続ける方向です」と語った。
また球団は京本、喜多、鈴木大に自由契約を通達したと発表。故障から復活を目指す3選手には育成再契約を打診するとみられる。
◆今村 信貴(いまむら・のぶたか)1994年3月15日、大阪・四條畷市生まれ。31歳。太成学院大高から2011年ドラフト2位で巨人入団。2年目の13年にドラフト制後、球団左腕最年少となる19歳6か月でプロ初勝利。18年に自己最多の6勝。22年には中継ぎとしてキャリアハイの55試合に登板した。通算180登板で25勝22敗24ホールド、防御率4・00。180センチ、90キロ。左投左打。
◆重信 慎之介(しげのぶ・しんのすけ)1993年、4月17日、千葉県生まれ。32歳。早実では2年夏の甲子園に出場。早大では2年春に外野手転向、3年秋にベストナイン、4年秋には首位打者で2度目のベストナイン。15年ドラフト2位で巨人入団。19年に自身最多106試合出場。通算585試合、打率2割3分、7本塁打、55打点、70盗塁。173センチ、74キロ。右投左打。年俸3000万円。