◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 フィリーズ―ドジャース(6日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャースのブレーク・スネル投手(32)が6日(日本時間7日)、地区シリーズ第2戦の敵地・フィリーズ戦に先発し、6回99球を投げて、1安打無失点、9奪三振4四球の快投を見せて降板した。7回に1死二、三塁でE・ヘルナンデスの遊ゴロの間に先取点を奪い、スミスも2点適時打、大谷も右前適時打で続いた。

4点リードの7回から2番手のマウンドにはシーハンが上がった。

 初回は2死からハーパーに四球を与えたが、無失点で切り抜けたスネル。2回は1死からカステラノス、ソーサと2者連続三振を奪った。3回は先頭のマーシュに四球もケンプ、ターナーを2者連続三振。2死一塁でシュワバーの打席で飛び出した一塁走者を冷静にアウトにして二塁にすら進ませなかった。

 2番からだった4回もシュワバーから空振り三振を奪うなど3者凡退。5回は2死からソーサに初安打となる中前安打を許したが、マーシュを一ゴロに打ち取った。5回終了時点で両軍先発はともに1安打無失点。投手戦となった。

 6回は先頭のケンプからこの試合8個目の三振となる空振り三振を奪ったが、ターナー、シュワバーと2者連続で四球。球数が「90」となってハーパーを迎えたが空振り三振を奪うと、ボームも三ゴロに打ち取ってピンチをしのいだ。

 今季ドジャースに5年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約で加入したスネル。

開幕ローテ入りしたが、たった2登板で左肩を痛めて離脱し、ようやく復帰したのは8月だった。復帰後は調子を上げて終わってみれば11登板ながら5勝4敗、防御率2・35。ポストシーリーズ初戦だった9月30日(同1日)のワイルドカード第1戦、本拠地・レッズ戦の先発を託された。

 レッズ戦では、6回まで無失点に抑えるなど、7回91球を投げて、4安打2失点、9奪三振の好投で勝利投手。中5日で地区シリーズ第2戦目も先発のマウンドに上がった。

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