◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 フィリーズ―ドジャース(6日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャースのM・ロハス内野手が、気迫のプレーでチームに流れをもたらした。6日(日本時間7日)、地区シリーズ第2戦の敵地・フィリーズ戦に「7番・三塁」で先発出場。

両軍無得点で迎えた6回に2死一、二塁のピンチでボームの三ゴロを捕球すると、そのまま三塁にダイビング。二走・ターナーと交錯しながらも、執念でアウトをもぎ取り、先取点献上を阻止した。

 直後のベンチでは、ファンの“胸アツ”シーンが中継画面に映し出された。足を引きずるそぶりを見せてベンチに引き揚げたロハスの隣には、6回1安打無失点と好投したスネルの姿。何やら口元を押さえながら話すと、最後にロハスの気迫のプレーに感謝するように肩をポンポンとたたいた。これにはSNSでは「涙が出てくる」「ファミリーみたいなチームだ」と胸を打たれるファンが続出していた。

 ロハスの執念の好守に触発されたのか、直後の7回表の攻撃ではT・ヘルナンデス、フリーマンの連打でチャンスを作ると、1死二、三塁からE・ヘルナンデスの遊ゴロ野選で先制。スミス、大谷にもタイムリーが飛び出し、一挙4得点を先取した。

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