◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 フィリーズ3―4ドジャース(6日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ドジャースが6日(日本時間7日)、敵地での地区シリーズ第2戦、フィリーズ戦で勝ち、2連勝で一気にリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。佐々木朗希投手(23)は1点リードの9回2死一、三塁から登板し、試合を締めくくって2試合連続のセーブがついた。

 3点リードの9回はトライネンを投入したが、3連打で1点差。無死二塁の場面で4番手ベシアに託し、2死一、三塁とし、最後は佐々木が締めた。ロバーツ監督は、9回の継投に「ブレーク(トライネン)はこれまでポストシーズンで、我々にとって非常に重要なアウトやイニングを投げてきた。彼に大きな信頼を感じていた」と説明。佐々木を“温存”したことには、3試合連続登板となる状況も考慮したといい、「ベシアも控えていたし、早めに佐々木を出すことはしたくなかった。彼は3試合中2試合登板というのは、ほとんど経験していないしね。流れを見て判断した」と経緯を明かした。最後を頼もしく締めた佐々木については「朗希の活躍が引き続き際立っていて、多くの面で非常に頼りになる存在だよ」と絶賛した。

 チーム事情もあって9月途中からマイナーで救援に転向。マイナーで2試合、レギュラーシーズンで2試合リリーフで登板し、ポストシーズンの登録メンバー入りをつかんだ。ワイルドカードシリーズでは4点リードの9回に登板して試合を締めくくると、4日(同5日)の地区シリーズ第1戦では、2点リードの9回に登板して無失点で抑え、日米通じて初のセーブを挙げていた。

 大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」でフル出場して7回にダメ押しの適時打を放つなど、5打数1安打1打点。

突破のかかる8日(同9日)の第3戦は本拠地で山本由伸投手(27)が先発する。

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