7日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、公明党がこの日、自民党の新執行部との連立協議に向け、緊急の常任役員会を開催。保守色が強い高市早苗氏が自民党の新総裁に就任したことを受け、党内で連立離脱も検討すべきだとの声も浮上していることを報じた。

 コメンテーターで出演の政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は公明党のこの日の動きについて「連立継続の是非を含め協議が行われた。公明党が連立を離脱する可能性はある」と分析。

 宮根誠司キャスターに「保守色の強い高市さんが総理になられると思うんですが、懸念を示していた公明党がひょっとすると連立解消があるんですか?」と聞かれると「と思います」と即答した田崎氏。

 「これまで26年間の連立の歴史の中で何かあっても、両方とも利害で結びついてるんで。と言うのは自民党にとっては公明党、創価学会の票です。公明党にとっては権力のうまみと国土交通大臣を持ってると。ということで利害で結びついてる。大丈夫かなと思っていたんですけど、今回はちょっと違います」と続けると「今までは連立離脱はないだろうという目で見ていましたが、今回は連立離脱があるかも知れないという目で見ています」とした。

 「今、政権参加していることによって大きなメリットもありますが、デメリットもあるわけですね。例えば政治とカネの問題で自民党が強く批判されています。で、それに対して公明党に対してはもっと強い批判があるんですね。『なんで、あんな自民党に協力するんだ?』と」と続けると「だから、そういう批判の声と連立を組んで国交大臣を持っているメリット、どっちを秤(はかり)にかけるかと言うと、今の時点では批判の方が強いなと。

組んでいる方がマイナスが大きいという判断に傾いているという段階です。まだ、傾き切ってはいないんで、まだまだ変わるかも知れませんが、今の時点ではこのままでは辛いなという感じです」と分析していた。

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