ロッテは7日、石川歩投手(37)が今季限りで退団すると発表した。チームは、本人とコーチ就任の打診を行うなど、話し合いを行ってきたが現役続行の意向が強く、本人の意思を尊重する形となった。
石川は球団を通じ、「12年間本当にありがとうございました。関わっていただいた全ての方に感謝の気持ちしかありません。これからもマウンドで投げていきたいと思いますので引き続き、見守ってください」とコメントした。
石川は中部大を経て13年、東京ガスからドラフト1位でロッテに入団。14年に最優秀新人賞、16年に最優秀防御率を獲得。23年は開幕投手に選ばれながら、右上肢のコンディション不良で回避。リハビリを続けたが状態が上がらず、2軍で3試合に先発したのみで、プロ10年目で初めて1軍登板なしでシーズンが終了。同年10月24日に右肩手術を受け、24年6月に支配下復帰を果たし、5試合に登板して3勝1敗。一方、今季は再び1軍登板ゼロに終わっていた。
◆石川 歩(いしかわ・あゆむ)1988年4月11日、富山・魚津市生まれ。37歳。滑川高―中部大を経て13年、東京ガスからドラフト1位でロッテに入団。