歌舞伎俳優の片岡愛之助、中村鴈治郎らが出演する大阪国際文化芸術プロジェクト「壽(ことぶき) 初春歌舞伎特別公演」が来年1月7日~25日まで、大阪松竹座で上演することが7日、大阪文化芸術事業実行委員会から発表された。

 同委員会では、大阪・関西万博開催時を中心に、国内外からの多くの来阪者に大阪の文化芸術を楽しんでもらうことを目的として、2023年度より地域の文化資源の魅力向上や多彩で豊かな大阪の文化芸術の魅力発信を強化する「大阪国際文化芸術プロジェクト」を実施。

「壽 初春歌舞伎特別公演」では、「和事」や「写実芸」を特徴とする上方歌舞伎の伝統を受け継ぎ、さらなる発展を目指して、中村鴈治郎、片岡孝太郎、片岡愛之助、中村壱太郎など上方歌舞伎を代表する歌舞伎俳優に加えて、江戸歌舞伎から市川中車、中村種之助、中村歌之助などをゲストに迎え、華やかに上演する。

 昼の部は「菅原伝授手習鑑 車引」、「祇園祭礼信仰記 金閣寺」、「らくだ」。夜の部は「女鳴神」、「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」、「京鹿子娘道成寺」が上演される。

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