◆国民スポーツ大会・サッカー競技▽少年男子3位決定戦 石川2―1愛媛(7日、滋賀ビッグレイク)

 3位決定戦で石川県選抜が愛媛を2―1で下して銅メダルに輝いた。

 石川は後半2分に相手のオウンゴールで先制すると、同15分にPKで加点。

アディショナルタイムに失点したが、1点差で逃げ切った。「3位と4位は違う。勝って終わろう、という話を選手にしていました」と木戸口肇監督。2018年に準優勝して以来のメダル獲得となった。

 手負いのエースFWも、最終戦で先発復帰した。ここまで4得点の下沢到矢(金沢U―18)は2回戦で左足甲を踏まれて負傷し、続く2試合はベンチスタートだった。「うれしかった」と最終ラインの裏を狙って走り、チャンスをうかがった。

 そして後半15分にチームがPKを獲得。倒されたMF池田恭志郎(星稜高)にキッカーを譲られ、下沢は「思い切り行った」と豪快に左隅へ蹴り込んだ。計5ゴールはダントツの大会得点王だ。

 チームに戻ると、プリンスリーグ北信越が待っている。国スポの結果を自信にして、リーグ戦での勝利に尽力する。

(里見 祐司)

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